今年も一年間大変お世話になりました。
今年は、短時間労働者の社会保険加入義務化の対象企業拡大(被保険者数51人以上の企業に拡大)、フリーランス・事業者間取引適正化等法の施行、マイナ保険証の本格運用開始など、企業の皆様に影響のある制度改正がありました。
来年も、改正育児・介護休業法の施行(2025年4月と10月に順次施行)、育児休業給付の拡充(2025年4月施行)などが控えています。
また、雇用保険の加入対象が2028年10月から「週10時間以上」の労働者に拡大することが既に決まっているほか、来年の通常国会で社会保険の加入対象の拡大について議論されることが見込まれています。社会保険の加入対象拡大は、中小企業の経営にとって影響が大きく、皆様のご関心が高い分野だと思います。
さらに、厚生労働省の労働基準関係法制研究会では、40年ぶりの大改革とも言われる労働基準法の労働時間規制の見直しについて議論されています。今年度内に研究会での議論がとりまとめられ、その後、厚生労働省の審議会の議論に移行するものと思われます。国会での議論、施行はまだ先になりますが、企業の労務管理にとって大変影響のある内容が含まれています。
当事務所では、来年も、皆様に有用な情報をお届けし、サポートしてまいります。引き続きよろしくお願いいたします。
なお、当事務所は明日(12月28日)から年末年始休業に入り、年始は1月6日(月)から営業いたします。良いお年をお迎えくださいませ。