2024年7月25日、令和6年度の地域別最低賃金額改定の目安についての答申が取りまとめられました。
目安どおりに引上げが行われた場合の全国加重平均は1,054円、全国加重平均の上昇額は50円と過去最高額となっています(東京都は50円引上げ、1,163円)。
今後、各都道府県の地方最低賃金審議会で調査審議が行われ、各都道府県労働局長が地域別最低賃金額を決定することとなっています。
最低賃金については、2030年代半ばまでに全国加重平均を1,500円とする政府目標が掲げられており、今後も、全国加重平均で毎年50円近く上昇していくことが見込まれます。中小企業においても生産性の向上と価格転嫁にしっかり取り組み、賃上げの原資を確保していくことが望まれます。
◇ 厚生労働省報道発表資料「令和6年度地域別最低賃金額改定の目安について」(2024年7月25日)