2023年版の日本の「ジェンダーギャップ指数」が世界125位に後退したとの報道がされています。日本のジェンダーギャップ指数のスコアはほぼ横ばいですが、他国のスコアが上がったため、順位を下げたようです。
男女の労働参加率、男女賃金格差、管理職の男女比において、以前として低いスコアにとどまっています。男女の固定的役割分担意識が根強くあることが大きな要因と思います。ある民間の調査では、男子学生よりも女子学生の方が、子どもをほしくないという割合がかなり大きいという結果も出ており、このような日本の社会状況を反映しているのかなとも思います。
先日公表された厚生労働省の「今後の仕事と育児・介護の両立支援に関する研究会報告書」においても、「ライフステージにかかわらず全ての労働者が「残業のない働き方」となっていることをあるべき方向性として目指す」とされています。長時間労働をなくすこと、休みをとりやすくすることで、男性も女性も働きやすい職場にしていくことが求められています。