先週公表されたエン・ジャパンの「転勤」に関する意識調査によると、「転勤は退職のキッカケになる」と回答した人が6割にのぼっています。年代別でみると20~30代の若い世代が、また男女別にみると女性の方が、「転勤は退職のキッカケになる」と回答した割合が多くなっています。一方で、実際に転勤を理由に退職した人は5%にとどまっています。何らかの制約を抱えながらも転勤を受け入れ、就労継続している人が多いと考えられます。採用・育成した社員が転勤を理由に退職してしまうのは、企業にとって大きな損失です。転勤が当たり前の「無限定正社員」のあり方を考え直す時代になっています。
◇ 2019年10月24日 エン・ジャパン株式会社「「転勤」に関する意識調査~『エン転職』ユーザーアンケート」