本日(2019年10月9日)開催された厚生労働省企業年金・個人年金部会で、確定拠出年金について、
・企業型確定拠出年金の加入年齢の上限を現行の「65歳未満」から「70歳未満」に引き上げてはどうか
・個人型確定拠出年金(iDeCo)の加入年齢の上限を現行の「60歳未満」から「65歳未満」に引き上げてはどうか※
・企業型確定拠出年金、個人型確定拠出年金(iDeCo)の受給開始時期について、現行の「60歳から70歳までの間で選択」から「公的年金の受給開始時期の見直しに併せて、70歳以降も選択」できるようにしてはどうか
という案が厚生労働省から示されています。
※正確には、「国民年金被保険者(第1号・第3号:60歳未満、第2号:65歳未満)であれば加入可能としてはどうか」。
高齢者が年金を受給しながら働いて収入を得る場合に、一定の月収を超えると老齢厚生年金が減額される「在職老齢年金」についても、減額される給付額・対象者を少なくする方向での議論が行われています。
長寿化に伴い、高齢期の働き方、企業年金・個人年金の加入・受給の仕方についても選択肢が広がってきそうです。
◇ 2019年10月9日 厚生労働省 第8回社会保障審議会企業年金・個人年金部会 資料1