昨日(2019年7月4日)、厚生労働省の中央最低賃金審議会が開催され、今年の最低賃金見直しの議論が始まりました。厚生労働大臣より、「より早期に全国加重平均が1000円になることを目指す」とされている政府の方針に配意した審議のお願いがなされました。
「経済財政運営と改革の基本方針2019」「成長戦略実行計画・成長戦略フォローアップ・令和元年度革新的事業活動に関する実行計画」(いずれも令和元年6月21日閣議決定)では、以下の政府方針が示されています。
「最低賃金については、この3年、年率3%程度を目途として引き上げられてきたことを踏まえ、景気や物価動向を見つつ、地域間格差にも配慮しながら、これらの取組とあいまって、より早期に全国加重平均が1000円になることを目指す。あわせて、我が国の賃金水準が他の先進国との比較で低い水準に留まる理由の分析をはじめ、最低賃金の在り方について引き続き検討する。」
◇ 2019年7月4日 厚生労働省 第53回中央最低賃金審議会 資料