今年後、仕事と育児・介護の両立を支援する育児プランナー・介護プランナーとして活動することになり、二日間にわたる研修を受けてきました。
この事業は、厚生労働省が株式会社パソナに委託している国の事業で、中小企業を対象に、従業員の育児休業取得から復帰までの環境整備および従業員の介護離職を防ぐための職場環境整備のお手伝いをするため、育児プランナー・介護プランナーが会社・事業所に出向いてアドバイスをするものです。
今のところ介護に直面している従業員はいないから関係ない、と思っている方も多いと思いますが、日本では一年間に約10万人もの人が介護離職しているという現実があります。実は、過去に親の介護を理由に辞めてしまった従業員がいるかもしれませんし、今まさに介護問題に直面している従業員がいるかもしれません。2025年には団塊の世代が全員75歳以上(後期高齢者)になり、高齢化の進展とともに、介護問題はますます身近なものとなっています。
政府は「介護離職ゼロ」を目指して、介護サービス面、就業面それぞれで、さまざまな施策を展開しています。本事業も、無料で支援を受けられますので、ぜひご活用ください。
◇ 株式会社パソナ「中小企業のための育児・介護支援プラン導入支援事業」